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頭痛外来


当院では、毎日頭痛外来をおこなっています。病院ー診療所連携で、CT、MRIの検査も可能です。

日本では、頭痛を自覚する人は4000万人にのぼると言われています。このうち、ほとんどは、どこにも原因となる病気が見つからず、頭痛だけが症状の1次性頭痛といわれる頭痛です。1次性頭痛は、生命を脅かすようなものではありませんが、頭痛が繰り返し、通学や、仕事が困難になり、生活に支障が出る方もいます。正しい知識をもって、薬を服用すれば、生活の質を改善して、明るく過ごせるようになります。

●一次性頭痛の代表的なものは、偏頭痛と緊張型頭痛といわれる頭痛です。偏頭痛は、「ズキン、ズキン」と脈打つ頭痛で、脳の血管や、三叉神経が関連する頭痛です。日本では、800万人の患者さんいるだろうと言われています。偏頭痛は吐き気を伴うことが多く、ひどくなると、暗い静かな部屋で横になって休んでいるのが精一杯で、通学や仕事に行くこともできなくなる人もいます。最近では、予防や、治療ができるようになりました。

●緊張型頭痛はいわゆる肩こりや、疲労、ストレスからくる頭痛で、吐き気がするようことはあまりありません。しばしば、偏頭痛と緊張型頭痛の両方を持った患者さんもいます。

●最近では、薬剤乱用頭痛の患者も増えてきました。「薬を飲んでいるのに毎日頭が痛い」このような方は、頭痛薬を連日服用して、この多量の頭痛薬によって、頭痛が引き起こされてしまいます。適切な薬剤の選択と、正しい服薬指導でこのような薬剤乱用性頭痛は改善します。   

●頭痛外来では、クモ膜下出血、椎骨動脈解離、脳腫瘍のような重大な基礎疾患がある頭痛(二次性頭痛)を、すみやかに診断して、適切な医療施設に紹介することも重要です。